【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「19世紀ヨーロッパ文化」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「19世紀ヨーロッパ文化」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

 

Ⅰ.文学(ロマン主義)

(1)ロマン主義
・18世紀末から始まり、ウィーン体制時代に主流となった
啓蒙思想への反発、感情や個性を重視

(2)ドイツ

ノヴァーリス:『青い花

②グリム兄弟:『グリム童話

➂シュレーゲル兄弟

④ヘルダーソン:ドイツ最大の詩人と評される

⑤ハイネ
七月革命に共感してパリに移住
マルクスと親しく交わり、革命の詩人と呼ばれる
・『歌の本』で叙情詩人としての名声を確立

 

(3)フランス

シャトーブリアン
ルイ18世の外相
・『アタラ』『ルネ』

②スタール夫人:ネッケルの娘 

➂ヴィクトル=ユゴー
七月王政期に共和主義者となり、ルイ=ナポレオンのクーデタの反対して亡命後、
 第二帝政崩壊後に帰国
・『レ=ミゼラブル』
 →王政復古から七月革命の、ジャン=バルジャンの半生を描く大河小説

 

(4)イギリス

ワーズワース
スコットランド湖水地方に住む
・『叙情歌謡集』でイギリス=ロマン主義の口火を切る

バイロン
・『チャイルド=ハロルドの遍歴』
ギリシア独立戦争に参加するも現地で病死

➂ウォルター=スコット
・『アイヴァンホー』:ジョン王時代を背景
・『湖上の美人

 

(5)その他

プーシキン(露)
・デカブリストの思想に共鳴し、専制政治を批判
・「ロシア近代文学の父」
・『大尉の娘』:プガチョフの乱が背景
・『オネーギン』:自伝的物語詩

②レルモントフ(露)
・『現代の英雄』:デカブリストの乱挫折後の青年の心象を描く

アンデルセン(デンマーク)

④エマーソン(米):『自然論』

ホイットマン(米)
・自由な表現でアメリカらしさと民主主義を詩に著した
・『草の葉』:庶民の生活や感情を描く

⑥メルビル(米):『白鯨』

ホーソン(米)
・『緋文字』:アメリカのピューリタン文学

 

 

Ⅱ.文学(写実主義)

(1)写実主義(リアリズム)
・人間・社会を客観的にとらえることで、19世紀半ばのフランスで提唱され広まる

(2)フランス

スタンダール
・陸軍に勤務後、七月王政化では外交官としても活躍
・『赤と黒』:復古王政化の政治と社会を批判的に描く

フロベール
・言語表現の完璧さを求め、客観的な描写に努める
・『ボヴァリー夫人』:一女性の不倫と自殺を描く

バルザック
カトリック君主制の擁護者として、市民的近代社会を批判
・『人間喜劇』:約90編の小説の総称で、19世紀前半のフランス社会と人間を描く

 

(2)イギリス

ディケンズ
・庶民生活を描く一方で、社会悪を厳しく糾弾
・『二都物語』:フランス革命期を描く
・『オリヴァー=トゥイスト』

②オースティン
・『高慢と偏見

サッカレー
・当時の社会と人間を風刺的に描く
・『虚栄の市』

 

(3)その他

ゴーゴリ(露)
・『検察官』『死せる魂』『鼻』

②トゥルゲーネフ(露)
・農民の悲惨さを描いて農奴制廃止への世論を高める
・『猟人日記
・『父と子』:社会改革のためにインテリゲンツィアの力が必要と描く

ドストエフスキー(露)
・革命運動に加わった罪で死刑となるも減刑されてシベリアに流刑
・『罪と罰』:殺人を犯した青年の反省と苦悩を題材
・『白痴』
・『カラマーゾフの兄弟』:自身の最後の長編小説

トルストイ(露)
クリミア戦争に従軍
・『戦争と平和』:ナポレオン戦争ロシア遠征が時代背景
・『アンナ=カレーニナ』

チェーホフ(露):『桜の園

⑥マーク=トゥエイン(米):『トム=ソーヤの冒険』

 

 

Ⅲ.文学(自然主義)

(1)自然主義:19世紀後半にヨーロッパで起き、写実主義を継承するとともに、人間・社会の本質を探る

①ゾラ(仏)
・『居酒屋』:パリの下層労働者が酒で破滅してく様子を描く
・『実験小説論』
ドレフュス事件で軍部を批判

モーパッサン(仏)
・『女の一生

イプセン(ノルウェー)
・『人形の家』→女性解放運動に影響

ストリンドベリ(スウェーデン)
・『令嬢ジュリー』『父』

 

(2)耽美主義:「美」を最高の観念としてそれに浸る

ボードレール(仏)
・詩集『悪の華

②オスカー=ワイルド(英)
・『サロメ

ヴェルレーヌ(仏)
・『艶なる宴』

マラルメ(仏)

ランボー(仏)

 

 

 

 

Ⅳ.物理・化学

(1)電磁気学・熱力学
①ファラデー(英)
ベンゼンを発見
・電磁誘導の法則
電気分解に関するファラデーの法則を発見し、電磁気学の基礎を築く        
・電動機(モーター)の開発

②マイヤー・ヘルムホルツ(独)
エネルギー保存の法則
内燃機関の研究・開発を促進

 

(2)内燃機関

ディーゼル(独):軽油重油を使ったエンジンの発明

ダイムラー(独):ガソリンエンジンの発明

 

(3)放射線・化学など

①レントゲン(独)
・不透明体を通過する放射線(X線)を発見
・初のノーベル物理学賞受賞者(1901)

②キュリー夫妻(仏)
・妻マリはポーランド出身
ラジウム(Ra)の発見→医療、理科学研究、放射性物質研究の基礎を作る

➂ノーベル(スウェーデン)
・ダイナマイトの発明
・遺産を基金に1901年にノーベル賞が創設される

④リービヒ(独)
・炭素を含む化合物である有機化学を体系化
・化学肥料も作り、農芸化学にも貢献

 

 

Ⅴ.生物学・医学・交通・通信

(1)進化論・遺伝学

ダーウィン(英)
・ビーグル号に乗って南半球をめぐり、動植物の変異の観察を行う
・『種の起源』(1859)
・進化論:種は自然淘汰によって進化したとする学説

②ハーバード=スペンサー(英)
・人間の社会・文明も「野蛮から文明へ」と発展する
社会進化論:進化論を民族や国家の優越性の説明に利用され、排外主義(ショーヴィニズム)、人種差別主義(レイシズム)、自民族中心主義(エスノセントリズム)につながる

➂メンデル(墺)
・エンドウ豆の交配実験から遺伝の法則を発見し、のちに「メンデルの法則」として評価される

 

(2)医学

①パストゥール(仏)
・発酵や腐敗が微生物によっておこることを証明
狂犬病の予防接種

②コッホ(独)
・近代細胞学の祖
炭疽菌コレラ菌結核菌の発見
ツベルクリンの開発

北里柴三郎(日)
・ドイツに留学してコッホに師事
・ドイツに滞在中、破傷風菌の培養とその毒素の研究、ジフテリア破傷風の血清療法を創始

 

 

Ⅵ.交通革命・通信革命

(1)鉄道

トレヴィシック(英)
・最初の蒸気機関車を発明→性能が低く、実用化されず

②スティーブンソン(英)
・実用的な蒸気機関車の開発
・ロコモーション号で客・貨物の輸送成功 

 

(2)蒸気船

①フルトン(米)
・蒸気船(クラーモント号)を発明

サヴァンナ号が蒸気船として初の大西洋横断に成功

 

(3)電信
①モールス(モース)(米)
・電信機とモールス信号を発明
・1844年にワシントン~ボルティモア間に世界初の電信線敷設
 →1851年に最初の海底電信ケーブルがドーヴァー海峡(英仏間)に敷設される

②マルコーニ(伊)
・無線電信の発明
・大西洋横断無線電信に成功し、ノーベル物理学賞を受賞

➂ベル(米)
スコットランド出身
・磁石式電話機を発明(1876)

④エディソン(米)
・蓄音器、白熱電球などの発明
・「発明王」と呼ばれる

 

 

Ⅶ.美術

(1)古典主義絵画
・18世紀末~19世紀初めに起こり、古代ギリシアやローマを模範とし、格調の高い、均整のとれた画面構成

ダヴィド(仏)
フランス革命の初期にはジャコバン派として活躍
・ナポレオンの宮廷画家
・『ナポレオンの戴冠式

②アングル(仏)
・『グランド=オダリスク

ゴヤ(スペイン)
・宮廷画家として肖像画、風俗画、宗教画などを残す
・『1808年5月3日』:ナポレオン軍のスペイン侵入に対するマドリード市民の抵抗を描く

 

(2)ロマン主義絵画
・19世紀初めから始まった、情熱的、幻想的な表現

ジェリコーロマン主義の先駆者

ドラクロワ(仏)
・『キオス島の虐殺』:ギリシア独立戦争を描く
・『民衆を導く自由の女神』:フランス七月革命を描く

 

(3)自然主義絵画:ありのままの素朴な自然を描く

①ミレー(仏)
・『落ち穂拾い』『晩鐘』など農民の生活を題材にしたものが多い

 

(4)写実主義絵画:19世紀半ばのフランスで生まれ、人間・社会をありのままに描く

ドーミエ(仏)
・共和主義の立場から鋭い政治・社会風刺の版画を数多く残す

クールベ(仏)
・パリ=コミューンに参加した後、スイスに亡命
・『石割り』

 

(5)印象派:19世紀後半のフランスで生まれ、光と影の色彩によって対象を構成

①マネ(仏)
・「近代絵画の父」「印象派の父」と呼ばれる
印象派の画家たちを支援するも、自身は印象派に加わらず
・『草上の食事』:発表当時は酷評される

②モネ(仏)
・『印象・日の出』
・『睡蓮』

ドガ
・『踊り子』

ルノワール(仏)
・多くの裸婦を華麗に描く
・『ムーラン=ド=ラ=ギャレット』

 

(6)後期印象派(ポスト印象派)

セザンヌ(仏)
・『サント=ヴィクトワール山』

②ゴーガン(仏)
・南太平洋のタヒチに渡りそこで活動
・『タヒチの女たち』

ゴッホ(蘭)
印象派と日本の浮世絵技法に影響を受ける
・『ひまわり』『自画像』

ロダン(仏)
・『考える人』
・『カレーの市民』:百年戦争に苦しむ市民を劇的に描く

 

(7)アール=ヌーヴォー
・フランス語で「新しい芸術」を意味する
・19世紀末から20世紀初めに欧米で広まった装飾的な造形様式
・なめらかで非対称の曲線的模様を特徴とする

 

 

Ⅷ.音楽

(1)ロマン主義音楽:個性や感情を重視

シューベルト(墺)
歌曲の王と呼ばれる
・「野ばら」「冬の旅」
・「未完成交響曲」「美しき水車小屋の乙女」

ベルリオーズ(仏):「幻想交響曲

③リスト(ハンガリー):「超絶技巧練習曲」

ショパン(ポーランド):
1830年の民族蜂起直前にパリに移る
・ピアノの詩人と呼ばれる
・「革命」

シューマン(独):「流浪の民

ヴァーグナー(独)
・楽劇の創始者
・1848のドレスデン蜂起に参加し、バクーニンとともに亡命
・「ニーベルングの指環」:楽劇
・「タンホイザー」:オペラ

 

(2)国民主義の音楽:民族固有の伝統を重視

ムソルグスキー(露):「展覧会の絵

チャイコフスキー(露)
・「くるみ割り人形」「白鳥の湖

スメタナ(チェコ)
・1848年のプラハ蜂起に参加
チェコ国民楽派創始者
・「わが祖国」

ドヴォルザーク(チェコ)
・国民音楽の創造を目指す
・「新世界より」:渡米中に作曲

 

(3)印象派音楽:感覚的な音響の世界を表現し、現代音楽の出発

ドビュッシー(仏)
印象派音楽を創始、確立
・「牧神の午後への前奏曲
・「海」

②ラベル(仏):「ボレロ

 

 

以上です。

【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「古代インド史」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「古代インド史」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 


Ⅰ.ヴァルナ制

バラモン 司祭
②クシャトリア 武士
③ヴァイシャ 一般庶民
シュードラ 奴隷民

 

 

 

 

Ⅱ.宗教について

(1)仏教:ガウタマ=シッダールタが開く
大乗仏教
・ナーガールジュナ(竜樹)が理論を確立
・北伝仏教とも呼ばれる
小乗仏教
上座部仏教南伝仏教とも呼ばれる
(2)ジャイナ教
ヴァルダマーナ(マハーヴィーラ)が開く 
(3)ヒンドゥー教
・創造神ブラフマー・破壊神シヴァ・護持神ヴィシュヌ

 

 

 

Ⅲ.インドの古代王朝まとめ

(1)マウリヤ朝
・建国者:チャンドラグプタ
・首都:パータリプトラ(華氏城)
(2)クシャーナ朝
・首都:プルシャプラ
(3)グプタ朝
・建国者:チャンドラグプタ1世
・首都:パータリプトラ
(4)ヴァルダナ朝
・建国者:ハルシャ=ヴァルダナ(戒日王)
・首都:カナウジ

 

 

 

Ⅳ.仏典結集まとめ

(1)第3回仏典結集
マウリヤ朝の3代目アショーカ王(阿育王)の時代 
パーリ語で編纂される
(2)第4回仏典結集
クシャーナ朝カニシカ王の時代
サンスクリット語で編纂される

 

 

 

 

Ⅴ.中国から来た僧侶

(1)法顕(東晋)
グプタ朝期に陸路で訪れ、海路で帰国
・『仏国記』を著す
(2)玄奘(唐) 
・ヴァルダナ朝期に陸路で訪れ、陸路で帰国
・『大唐西域記』を著す
(3)義浄(唐) 
・ヴァルダナ朝期に海路で訪れ、海路で帰国
・『南海寄帰内法伝』を著す

 

 

 


以上です。

 

【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「古代ローマ世界」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「古代ローマ世界」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

 


Ⅰ.ローマ世界の身分とその名称

①貴族:パトリキ
②平民:プレブス
➂執政官:コンスル
・任期1年、定員2人の最高官職
独裁官:ディクタトル
・任期半年、定員1人の臨時職

 

 

 

Ⅱ.古代ローマ参政権要求と古代アテネの民主政の比較

(1)ローマの参政権要求
護民官の設置
②平民会(トリブス)の設置
➂十二表法の制定→慣習法を成文化
④リキニウス・セクスティウス法の制定
・執政官(コンスル)の1人を平民より選出
・大土地所有を制限
⑤ホルテンシウス法の制定
・平民会の決議が国法となる

 

(2)古代アテネの民主政
①ドラコン
アテネ最古の成文法公布
②ソロン
・財産政治実施 
・負債の帳消し 
・債務奴隷の禁止 
ペイシストラトス
・僭主政治実施
クレイステネス
陶片追放(オストラキスモス)を創始

 

 

 

Ⅲ.ポエニ戦争

(1)原因:地中海貿易で繫栄するフェニキア人植民市カルタゴとの衝突
(2)ポエニ戦争
①第1回目
・ローマが最初の属州となるシチリア島を獲得
②第2回目
カルタゴの将軍ハンニバルがイタリア侵入
カンナエ(カンネー)の戦い(BC216):ローマ軍に大打撃を与える
・ザマの戦い(BC202):ローマの大スキピオの活躍でローマの勝利
➂第3回
・ローマの小スキピオの活躍でカルタゴ滅亡

 

 

 

Ⅳ.大土地所有経営の変化

(1)ラティフンディア
奴隷制農業に立脚した大土地経営
(2)コロナートゥス
小作人(コロヌス)を働かせる小作制

 

 

 

Ⅴ.○○派の△△

①平民派(ポプラレス)のマリウス
閥族派(オプティマテス)のスラ

 

 

 

Ⅵ.三頭政治の比較

(1)第1回三頭政治
ポンペイウス
カエサル
クラッスス
(2)第2回三頭政治
オクタウィアヌス
アントニウス
レピドゥス

 

 

 

Ⅶ.五賢帝の順番

(1)ネルウァ
(2)トラヤヌス
・初の属州出身の皇帝でローマ最大版図を実現
(3)ハドリアヌス
ブリタニアに長城を築く
(4)アントニウス=ピウス
(5)マルクス=アウレリウス=アントニヌス
・「哲人皇帝」と呼ばれ、『自省録』を著した。

 

 

 

Ⅷ.ローマ風都市建設まとめ

ロンディニウム(現ロンドン)
②ルテティア(現パリ)
③ウィンドボナ(現ウィーン)

 

 

 

Ⅸ.テオドシウス帝による帝国東西分裂後の比較

(1)西ローマ帝国
①首都:ローマ→ミラノ→ラヴェンナ
ゲルマン人傭兵隊長オドアケルによって滅ぼされる(476)
(2)東ローマ帝国(ビザンツ帝国)
①首都:コンスタンティノープル
オスマン帝国のメフメト2世が滅ぼす(1453)

 

 

 

Ⅹ.キリスト教関連まとめ

(1)ミラノ勅令(313)
コンスタンティヌス帝がキリスト教を公認
(2)ニケーア公会議(325)
①正統:アタナシウス派
       →三位一体説(父なる神、子なるキリスト、精霊)
②異端:アリウス派(キリストの神性を否定)
       →ゲルマン人に布教
(3)キリスト教(アタナシウス派)を国教化→テオドシウス帝が決定
(4)エフェソス公会議(431)
①異端:ネストリウス派(イエスの神性と人性を分離)→ササン朝→中国(唐)へ渡って景教となる
(5)カルケドン公会議(451)
①異端:単性論(イエスは完全に神)→北アフリカ

 

以上です。

【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「古代ギリシア世界」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「古代オリエント世界」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

 


(1)クレタ文明とミケーネ文明の比較

クレタ文明
・線文字Aは未解読
クレタ島のクノッソスに大宮殿
・城壁が無く海洋民族らしい開放的で明るく平和な文明
・イギリスの考古学者エヴァンズが発掘
②ミケーネ文明
線文字Bはイギリスの建築家ヴェントリスが解読
・小王国:ミケーネ・ティリンス・ピュロス
・城塞都市を中心とした小国家形成で戦闘的
・ドイツの考古学者シュリーマンが発掘

 

 

 

(2)ギリシア人は方言の違いから

イオニア人・アイオリス人・ドーリア人に分かれる

 

 

 

(3)植民市の建設まとめ

・ビザンティオン(現イスタンブル)
マッサリア(現マルセイユ)
ネアポリス(現ナポリ)
シラクサ(現シチリア)
・ニカイア(現ニース)
・タレントゥム(現タラント)

 

 

 

(4)スパルタの身分制度

・スパルティアタイ:ドーリア系の参政権を持つ1万人足らずの市民
・ペリオイコイ:商工業に従事する
・ヘイロータイ:農業に従事する多数の征服民である

 

 

 

(5)アテネの民主政

①ドラコン
アテネ最古の成文法公布
②ソロン
・財産政治実施 負債の帳消し 債務奴隷の禁止 
ペイシストラトス
・僭主政治実施
クレイステネス
陶片追放(オストラキスモス)を創始 
・血縁に基づく4部族制を地縁共同体である区(デーモス)を基礎として、10部族制に改める

 

 

 

(6)ペルシア戦争の流れ→ギリシアの勝利

マラトンの戦い(BC490)
アテネのミルディアスの活躍でペルシア軍敗北
テルモピレーの戦い(BC480)
・ペルシアのクセルクセス1世率いる軍がスパルタ王レオニダス率いる軍を全滅させる
(ペルシア軍勝利)
サラミスの海戦(BC480)
アテネテミストクレスが海軍を率いてペルシア軍敗北
④プラタイアの戦い(BC479)
ギリシアの勝利が確定

 

 

 

(7)ギリシアの同盟まとめ

デロス同盟 
アテネが盟主
ペロポネソス同盟 
・スパルタが盟主
コリントス同盟(ヘラス同盟) 
マケドニアが盟主

 

 

 

(8)アレクサンドロス大王の死後分裂した3帝国まとめ

アンティゴノス朝マケドニア
・首都:ペラ
セレウコス朝シリア
・首都:セレウキア→アンティオキア
プトレマイオス朝エジプト
・首都:アレクサンドリア

 

 

以上です。

【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「古代オリエント世界」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「古代オリエント世界」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

 

 

(1)メソポタミアとエジプトの文化の比較

メソポタミア
・六十進法、太陰暦
古代エジプト
・十進法 太陽暦 

 

 

 

(2)○○人と主要な都市の比較

シュメール人
・民族系統不明 
・主要都市:ウル・ウルク・ラガシュ
②アラム人 
セム語系 
・主要都市:ダマスクス 中継貿易
フェニキア人 
セム語系 
・主要都市:シドン・ティルス・ウガリト・ビブロス 地中海貿易

 

 

 

(3)アラム文字から派生した文字

ヘブライ文字・シリア文字・アラビア文字
   東方のソグド文字・ウイグル文字・モンゴル文字満州文字など

 

 

 

 

(4)アッシリア滅亡後の4王国

①エジプト
②リディア 
・首都:サルデス インド=ヨーロッパ語系
・世界最古の鋳造貨幣(エレクトロン貨)を使用したのはリディア
新バビロニア(カルデア) 
・首都:バビロン セムカルデア人
④メディア 
・首都:エクバタナ インド=ヨーロッパ語系イラン人

 

 

 

 

(5)アケメネス朝

①キュロス2世(初代)
・メディアから独立して、リディアを滅ぼす
新バビロニア(カルデア)を滅ぼす
②カンビュセス2世(2代目)
・エジプト征服→全オリエント統一
➂ダレイオス1世(3代目)
・大帝国:西はエーゲ海北岸、東はインダス川にいたる
・スサ:政治の中心 ペルセポリス:儀式の中心
・各州にサトラップ(知事)をおいて統治し、「王の目」「王の耳」(監察官)
が統治状況を巡察
フェニキア人の交易を保護
・「王の道」(スサ~サルデス)を作り、駅伝制を整備
・服属した異民族には寛大な政治

 

 

 

 

(6)ゾロアスター教

①光明(善)の神アフラ=マズダと暗黒(悪)の神アーリマンの闘争
 →中国(南北朝・隋唐時代)に伝わり、祆教と呼ばれる
聖典:アヴェスター

 

 


以上です。

【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「○○条約」編

はい、どうもです。

 

 

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 


今回は、世界史で出題される「○○条約」をあいうえお順でまとめました。まとめてみると意外とわかりやすいかもしれません。(のちのち○○協定なども追加するかもしれませんが、とりあえず○○条約でまとめました。)

それでは見ていきましょう。

 


 


(1)条約まとめ

①ア行

アイグン条約(1858)
・ロシアと清が結んだ国境に関する条約
・アロー戦争を利用してロシアが清に圧力をかけ、黒竜江左岸をロシア領、ウスリー川以東(沿海州)を共同管理地とした

 

アドリアノープル条約(1829)
ギリシア独立戦争のロシアとオスマン帝国間の講和条約
ギリシア独立の承認
黒海の自由航行権の承認

 

アーヘン条約(1748)
オーストリア継承戦争講和条約
・マリア=テレジアのハプスブルク家領継承が認められる
・シュレジエンはプロイセンの領地とした

 

アミアンの和約(1802)
・イギリス・フランス間で締結された講和条約
・イギリスとフランスは占領地の多くをたがいに返還した
・結果、第2回対仏大同盟が解消された

 

イリ条約(1881)
・イリ事件でロシアと清が結んだ条約
・清はイリ地方の大半を取り返し、ロシアは通商上の特権を得る

 

ウェストファリア条約(1648)
・ドイツのミュンスターオスナブリュックで開かれた、三十年戦争講和条約
アウクスブルクの和議を確認
・フランスはアルザスとロレーヌの一部を獲得
スウェーデンは西ポンメルンを獲得
・スイスとオランダの独立が国際的に承認される
神聖ローマ帝国は分裂状態が決定的となる→「神聖ローマ帝国の死亡診断書」

 

ヴェルサイユ条約(1919)
・ドイツと連合国との間で結ばれた、第一次世界大戦講和条約
・ドイツの海外植民地の放棄
・ザール地方は国際管理において、住民投票で帰属を決定
アルザス・ロレーヌをフランスに返還
・ラインラント非武装化
・ドイツの軍備制限
・賠償金の支払い

 

ヴェルダン条約(843)
カール大帝の3人の孫による相続争いの結果結ばれたフランク王国分割の条約

 

英仏通商条約(1860)
・イギリスとフランスが自由貿易のために結んだ条約
・従来の輸入禁止制を廃止して、関税率を大幅に下げた

 

エジプト=イギリス同盟条約(1936)
・エジプトは20年期限でスエズ運河地帯の兵力駐屯権を認める
・エジプトの主権も認められる

 

エジプト=イスラエル平和条約(1979)
・エジプトのサダト大統領と、イスラエルのベギン首相の間で締結された、エジプトが、アラブ諸国で初めてイスラエルを正式に承認した条約

 

オーストリア国家条約(1955)
アメリカ・イギリス・フランス・ソ連オーストリアの間で成立した、オーストリアが主権を回復し、永世中立を内容とした条約

化学兵器禁止条約(1993)
化学兵器の開発・生産・貯蔵・使用を禁止し、廃棄を決めた条約
・過去に遺棄した化学兵器の廃棄も義務付けた
 

②カ行

核拡散防止条約(NPT)(1968)
・すでに核を持っているアメリカ・ソ連・イギリス・フランス・中国以外の国の核保有を禁止した条約

 

カトー=カンブレジ条約(1559)
・フランス王アンリ2世・スペイン王フェリペ2世・イギリス女王エリザベス1世を中心に締結された、イタリア戦争の講和条約
・フランスはイタリアに対する権利を放棄
ハプスブルク家はミラノ・ナポリシチリアなどを領有
・イギリスはフランスに領有していたカレーを失う

 

樺太・千島交換条約(1875)
・日本とロシアが国境を画定した条約
樺太をロシア領、ウルップ以北の千島列島を日本領とした

 

カルロヴィッツ条約(1699)
オスマン帝国オーストリアポーランドヴェネツィアに領土を割譲した講和条約
オーストリアハンガリートランシルヴァニアなどを割譲

 

気候変動枠組み条約
・1994年に発効した、温室効果ガスの排出量削減に関する条約

 

キャフタ条約(1727)
・清とロシアが締結した西部の国境を画定した条約

 

九ヵ国条約(1922)
アメリカ・ベルギー・イギリス・中国・フランス・イタリア・日本・オランダ・ポルトガルの9ヵ国が調印した中国に関する条約
・中国の主権と独立の尊重、領土保全、門戸開放、機会均等の原則を約す
・石井=ランシング協定の破棄や二十一カ条の一部放棄を定める

 

江華条約(日朝修好条規)(1876)
・日本が朝鮮に開国を認めさせた不平等条約
・朝鮮の自主独立宣言
・釜山・元山・仁川の開港
・開港場での日本の領事裁判権承認を決める

 

黄埔条約(1844)
・清とフランスの修好通商条約
南京条約と望厦条約とほぼ同じ内容で、フランスも同じ権利を得る

 

虎門寨追加条約(1843)
南京条約の追加条約
・輸出入関税率、片務的最恵国待遇、開港場におけるイギリス人の土地租借と居住を承認
 

③サ行

サイゴン条約(1862/1874)
・フランスがベトナム阮朝と仏越戦争後に結んだ条約
1862年阮朝キリスト教布教の自由、コーチシナ東部3省の割譲を認めさせる
・1874年にコーチシナ西部3省の割譲を認めさせる

 

再保障条約(1887~1890)
・三帝同盟の崩壊に際し、ビスマルクがロシアとの保障関係維持と、ロシアのフランスへの接近阻止する目的で、ドイツとロシアが結んだ秘密軍事条約

 

サン=ジェルマン条約(1919)
第一次世界大戦におけるオーストリアと連合国との講和条約
オーストリア領内からチェコスロヴァキア・セルブ=クロアート=スロヴェーン王国・ハンガリーポーランドが独立
・イタリアに南チロルを割譲

 

サン=ステファノ条約(1878)
・ロシア=トルコ戦争(露土戦争)の講和条約
ルーマニアセルビア・モンテネグロの独立
・ロシア保護下でのブルガリア自治国化が認められる

 

サンフランシスコ平和条約(1951)
・日本と連合国48ヵ国で締結された講和条約
・日本の主権を回復
朝鮮半島・台湾・南樺太・千島の放棄を明文化
・沖縄・小笠原諸島アメリカの信託統治とされた
ソ連や東欧諸国は署名せず

 

下関条約(1894)
日清戦争講和条約
・日本全権は伊藤博文陸奥宗光清朝全権は李鴻章
・清は朝鮮が独立国であることを承認
遼東半島・台湾・澎湖諸島を日本へ割譲
・賠償金支払い
・開港場での企業設立

 

セーヴル条約(1920)
第一次世界大戦におけるオスマン帝国と連合国との講和条約
イラクパレスチナ・シリアとアラビア半島の放棄
ギリシアへの領土割譲
治外法権の存続
・財政の連合国共同管理を定める

 

戦略兵器削減条約(第1次)(START Ⅰ)(1991)
アメリカのブッシュ(父)とソ連ゴルバチョフによって署名された軍縮条約
戦略核運搬手段と核弾頭を削減することが合意される

 

戦略兵器削減条約(第2次)(START Ⅱ)(1993)
アメリカのブッシュ(父)とロシアのエリツィンによって署名された軍縮条約
・核弾頭を3000~3500発ずつに抑えることを決めたが、アメリカが批准せず

 

ソ連=西ドイツ武力不行使条約(1970)
第二次世界大戦後の国境を不可侵と認めた条約
・西ドイツは他の東欧諸国との条約締結を進めた
 

④タ行

対人地雷全面禁止条約(1997)
保有地雷の4年以内の廃棄を義務付けた条約

 

太平洋安全保障条約(ANZUS)(1951)
アメリカを中心に、オーストラリアとニュージーランドの3国が締結した安全保障条約

 

中距離核戦力(INF)全廃条約(1987)
アメリカのレーガンソ連ゴルバチョフによって署名された核軍縮条約
中距離核兵器を廃棄

 

中ソ友好同盟相互援助条約(1950)
・中国とソ連が相互の安全保障を目的として結んだ軍事条約

 

ティルジット条約(1807)
・イエナの戦いなどで大勝したナポレオンが、ロシア・プロイセンと結んだ講和条約
・ロシアに大陸封鎖令協力を求める
プロイセンからエルベ川左岸と旧ポーランド領、多額の賠償金を得た

 

天津条約(1858)
・アロー戦争に関して、清とロシア・アメリカ・イギリス・フランスが結んだ条約
・イギリス・フランスへの賠償金支払い
・開港場の増加
・外国人の旅行自由
・外交使節の北京常駐
キリスト教布教の自由

 

天津条約(1885)
・イギリスの仲介で清の李鴻章、フランスのパトノートルが調印した清仏戦争講和条約
・清はベトナムの宗主権を放棄し、フランスの保護権を認める

 

天津条約(1885)
・日本と清が朝鮮の甲申政変に関して結んだ条約
・日本と清両軍の朝鮮からの撤兵
・出兵する際に事前に相互に通告することを定めた

 

東西ドイツ基本条約(1972)
東西ドイツの関係正常化を承認した条約

 

独ソ不可侵条約(1939)
・反響を主張するナチス=ドイツと、反ファシズムを掲げるソ連との不可侵条約
・秘密条項でポーランドとバルト3国での勢力範囲も定めた

 

トリアノン条約(1920)
第一次世界大戦におけるハンガリーと連合国との講和条約
・スロヴァキア・クロアティア・トランシルヴァニアが分離

 

トルコ=イギリス通商条約(1838)
オスマン帝国とイギリスとの間の通商条約
・イギリス側に領事裁判権を認め、オスマン帝国関税自主権を奪う不平等条約

 

トルコマンチャーイ条約(1828)
・第2次イラン=ロシア戦争のロシアとカージャール朝の間で結ばれた講和条約
・カージャール朝はロシアにアルメニアを割譲し、領事裁判権を認める

 

トルデシリャス条約(1494)
ポルトガルとスペインの海外領土分割条約
・1493年に設定された教皇子午線を修正して、西方へ境界線を移動させた
 

⑤ナ行

南京条約(1840)
アヘン戦争講和条約
・上海・寧波・福州・廈門・広州の5港開港
香港島の割譲
・賠償金支払い
・公行の廃止
・アヘン輸入問題については規定されず

 

西ヨーロッパ連合条約(ブリュッセル条約)(1948)
チェコスロヴァキア=クーデタの危機感から、イギリス・フランス・ベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)が結んだ集団的自衛条約

 

日米安全保障条約(1951)
サンフランシスコ平和条約と共に調印された日米間の軍事同盟

 

日米修好通商条約(1858)
江戸幕府が米駐総領事ハリスと結んだ不平等条約
・神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港
領事裁判権の承認
・協定関税制を定める

 

日米和親条約(1854)
江戸幕府アメリカとの間に結ばれた条約
・下田・箱館の開港
・片務的最恵国待遇を定める

 

日華平和条約(1952)
・日本と中華民国(台湾)の蒋介石政権との間に結ばれた条約

 

日韓基本条約(1965)
・日本の佐藤栄作内閣と韓国の朴正熙政権の間で調停された国交回復の条約

 

日ソ中立条約(1941)
・日本とソ連の間で相互不可侵・中立維持を約束した条約

 

日中平和友好条約(1978)
日中共同声明に基づいて調印された条約
・日本と中華人民共和国の関係の発展と交流促進を目的とした

 

ヌイイ条約(1919)
第一次世界大戦におけるブルガリアと連合国との講和条約
第一次世界大戦中に奪った領土をルーマニアに返還した
・セルブ=クロアート=スロヴェーン王国とギリシアに領土割譲

 

ネルチンスク条約(1689)
・ロシアのピョートル1世と清の康熙帝が結んだ条約
・アルグン川とスタノヴォイ山脈(外興安嶺)の領国の国境と定めた
 

⑥ハ行

バウリング条約(1855)
・タイとイギリスの修好通商条約
・イギリスは領事裁判権、交易と居住の権利を獲得

 

パリ条約(1763)
七年戦争とフレンチ=インディアン戦争の終結に際して結ばれた、イギリス・フランス・スペイン間の条約
・イギリスはフランスから、カナダ・ミシシッピ川以東のルイジアナセネガル
 スペインからフロリダを獲得
・スペインはフランスから、ミシシッピ川以西のルイジアナを獲得

 

パリ条約(1783)
アメリカ・イギリス間で結ばれたアメリカ独立戦争講和条約
・イギリスはアメリカの独立を承認
アメリカはイギリスから、ミシシッピ川以東のルイジアナを獲得

 

パリ条約(1856)
・ロシア・オスマン帝国間で締結されたクリミア戦争講和条約
オスマン帝国の領土保全
黒海の中立化→ロシアの軍事基地保有と軍艦航行の禁止
・ロシアのベッサラビア放棄
ドナウ川の自由航行

 

ピレネー条約(1659)
三十年戦争終結後も継続していたフランスとスペインの戦争状態を終結させた条約
・スペインがフランスに領土を割譲
スペイン王女がルイ14世妃となることが定められる

 

不戦条約(ブリアン=ケロッグ条約)(1928)
・フランス外相ブリアンとアメリ国務長官ケロッグが提唱した戦争違法の先例となった国際法

 

仏ソ相互援助条約(1935)
・ドイツの再軍備宣言に脅威を感じたフランスとソ連が締結した条約

 

部分的核実験禁止条約(1963)
アメリカ・イギリス・ソ連が調印した核実験禁止に関する条約
・地下実験以外の大気圏内・大気圏外の空間・水中での実験を禁止した

 

ブレスト=リトフスク条約(1918)
・第一世界大戦中に、ソヴィエト政権がドイツと結んだ単独講和条約
・ロシアはポーランドリトアニアエストニアなど広大な領土を失う

 

米華相互防衛条約(1954)
アメリカを中心とする反共安全保障条約の1つで、蒋介石中華民国(台湾)と結んだ

 

米韓相互防衛条約(1953)
アメリカを中心とする反共安全保障条約の1つで、朝鮮戦争休戦直後に大韓民国と結ばれた

 

米比相互防衛条約(1951)
アメリカを中心とする反共安全保障条約の1つで、フィリピンに配慮し文二的な関係を明文化

 

北京条約(1860)
・アロー戦争の講和条約
・天津条約の確認
・賠償金を増額
・天津の開港
・九竜半島南端をイギリスに割譲

 

北京条約(1860)
・アロー戦争でイギリス・フランスとの講和をあっせんしたロシアの要求で清と結んだ
ウスリー川以東(沿海州)をロシア領とした

 

ベルリン条約(1878)
ビスマルクが開いたベルリン会議でサン=ステファノ条約を破棄して結ばれた条約
ルーマニアセルビア・モンテネグロの独立承認
ブルガリアの領土縮小とオスマン帝国での自治国化
オーストリアボスニア・ヘルツェゴヴィナ占領
・イギリスのキプロス島占領

 

望厦条約(1844)
・清とアメリカの修好通商条約
・イギリスが南京条約で得た権利とほぼ同じ権利を得る

 

包括的核実験禁止条約(CTBT)(1996)
・国連総会で採択された、地下爆発実験を含むすべての核実験を禁止する条約

 

ポーツマス条約(1905)
アメリカ大統領セオドア=ローズヴェルトの斡旋で結ばれた日露戦争講和条約
・日本全権は小村寿太郎、ロシア全権はウィッテ
・日本は韓国の指導・監督権を認めさせ、遼東半島南部と南満州鉄道の租借権、樺太の南半分を獲得
 

⑦マ行

マーストリヒト条約(1992)
ヨーロッパ連合(EU)設立を約した条約

 

メルセン条約(870)
フランク王国再分割の条約
・中部フランクの北部を東フランクと西フランクに分割、併合される

 

⑧ヤ行

ユエ(フエ)条約(1883/1884)
・フランスとベトナムが結んだ条約
・1883年にベトナムはフランスの保護国とされ、1884年の条約で修正が加えられる

 

ユトレヒト条約(1713)
スペイン継承戦争講和条約
・フェリペ5世のスペイン王位継承が認められる
・イギリスはフランスから、ニューファンドランドアカディアハドソン湾地方を得た
・イギリスはスペインから、ジブラルタル・ミノルカ島を得た

 

四ヵ国条約(1921)
アメリカ・イギリス・日本・フランス間で調印
・太平洋地域の現状維持を定めた
日英同盟の解消
 

⑨ラ行

ラシュタット条約(1714)
スペイン継承戦争終結を目的に、神聖ローマ帝国とフランスの間で結ばれた条約
神聖ローマ帝国は南ネーデルラントを得た

 

ラテラノ条約(1929)
ローマ教皇庁ムッソリーニが調印し、絶縁状態に終止符を打った条約
・イタリアはヴァチカン市国の独立を認める
カトリックを国教と定める

 

ラパロ条約(1922)
・ドイツとソヴィエト政権が締結した条約
・外交関係を回復し、最恵国待遇、通商関係の促進を定めた

 

リスボン条約(2007)
EUの政治統合を進めた条約
・最高意思決定機関であるEU理事会を新設し、それを主催する役職としてEU大統領を決める

 

ロカルノ条約(1925)
・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・ベルギー・ポーランドチェコスロヴァキアが結んだ集団安全保障条約
・ドイツを国際社会に復帰させ、ヨーロッパの緊張緩和に貢献した

 

ローザンヌ条約(1923)
・トルコ新政権と連合国が結んだ講和条約
・トルコはトラキアアナトリアなどの領土回復、イスタンブルからの連合軍撤退、不平等条約の撤廃を達成

 

ローマ条約(1957)
・フランス・西ドイツ・イタリア・ベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)で調印された条約
・ヨーロッパ経済共同体(EEC)とヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)の設立に合意

 

ロンドン条約(1840)
・イギリス・ロシア・プロイセンオーストリア・フランスによる第2次エジプト=トルコ戦争の講和条約
ムハンマド=アリーのシリア領有を阻止

 

ロンドン秘密条約(1915)
・イギリス・フランス・ロシア・イタリア間で結ばれた秘密条約
・イタリアが連合国側で参戦する代わりに、イタリアに南チロル・ダルマティアなどの割譲を約束
 

⑩ワ行

ワシントン海軍軍備制限条約(1922)
アメリカ・イギリス・日本・フランス・イタリアの五大国で調印された海軍軍縮条約
・五大国の主力艦の総トン数比率を5:5:3:1.67:1.67とした

 

 

 


以上です。

【世界史】大学受験や定期テスト対策のための世界史-「17世紀~18世紀ヨーロッパ文化」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「17世紀~18世紀ヨーロッパ文化」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

Ⅰ.近代哲学思想

(1)フランス合理論(大陸合理論)

①概要:認識の根拠を「理性」に置き、演繹法によって正しい認識に至る

演繹法:前提を立てて、そこから論理的に結論を導き出す方法

デカルト(仏)
・近代哲学の父
・『方法序説』:「われ思う、ゆえにわれあり」
・『哲学原理』

スピノザ(蘭)
ユダヤ商人の家に生まれるも、のちユダヤ教会を追放される
・汎神論にいたる
・『エチカ(倫理論)』

ライプニッツ(独)
・『単子(モナド)論』

パスカル(仏)
・『瞑想録(パンセ)』:「人間は考える葦である」

 

(2)イギリス経験論

①概要:認識の根拠を「経験」に置き、帰納法によって一般的真理に到達

帰納法:実験や観察で得られた1つ1つの事例を集め、そこから一般的理論を導く方法

➂フランシス=ベーコン(英)
・イギリス古典経験論の祖
・『新オルガヌム

③ロック
・『人間悟性論』:「魂の白紙説(タブラ=ラサ説)」

④ヒューム(英)
・全てのものの存在を疑う懐疑主義を説く

 

(3)ドイツ観念論

①概要:イギリス経験論とフランス合理論を融合

②カント
・理性を軸に経験論、合理論をまとめ、神の実在証明など認識の限界を超えた現象があるとする
・3大批判書:『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判

フィヒテ
・演説「ドイツ国民に告ぐ」でドイツの民族意識を高める。
ベルリン大学初代総長

シェリング
実存主義に影響を与える

ヘーゲル
ドイツ観念論の大成者
弁証法哲学を提唱
・『精神現象学』『歴史哲学』

 

 

 

 

Ⅱ.政治・哲学思想

(1)王権神授説

①王や皇帝の権威は神に由来する神聖不可侵で、民は絶対服従の義務を持つ
 →教会や議会による王権への干渉阻止

②先駆者
・ボーダン(仏)

➂論者
・フィルマー→ジェームズ1世に影響を与える
・ボシュエ→ルイ14世に影響を与える

 

(2)近代自然法(国際法):時代・地域・民族を超越して普遍的に妥当する法

①グロティウス(蘭)
・『海洋自由論』:海洋航行の自由を主張
・『戦争と平和の法』
 →三十年戦争の悲惨さから、自然権や各国の守るべき義務や権利などを述べ、 
  国際法を体系化
・「国際法の祖」「近代自然法の父」

ホッブズ(英)
自然権や社会契約説に関して著述
・国王特権を擁護したことにより、イギリス革命中にフランスに亡命

ホッブズの執筆した『リヴァイアサン』の論理
・人間は皆「自然権(生命保存権)」を有する。
・でも皆がそれを主張すると「万人の万人に対する闘い」状態になる。
・結論:各自の自然権を有力者(王権)に譲渡し、安定を維持
・結果:イギリスの王政復古体制を論理的に擁護

④ロック(英)
・チャールズ2世への嫌疑でオランダに亡命も、名誉革命後に帰国しウィリアム3世に仕える
・『市民政府二論(統治二論)』→名誉革命を擁護
 →各人の自然件は政府に委譲されるが、もし政府が人民に対して背信行為を行えば、これを改変する事が出来る(革命権(抵抗権))

 

(3)啓蒙思想
・17世紀にイギリスに萌芽、18世紀にヨーロッパ、とくにフランスで展開される
・フランスではアンシャン=レジームの不合理を批判

モンテスキュー(仏)
・『法の精神』→三権分立を主張
・『ペルシア人の手紙』→フランスの現状を批判

ヴォルテール(仏)
プロイセンのフリードリヒ2世に招かれ、サンスーシ宮殿へ
・ロシアのエカチェリーナ2世とは文通を通じて交流
・『哲学書簡(イギリス便り)』
 →英語とフランス語で発刊され、イギリスの制度を賞賛することで、
  暗にフランスの制度を批判したため、焚書にされる         

➂ルソー(仏)
ジュネーヴで生まれる
・幅広い分野で関心を持ち、国家や教会の先生を激しく批判
・『人間不平等起源論』→私有財産制や絶対王政化のフランスを批判
・『社会契約説』→徹底した人民主権を主張
・『告白』→赤裸々な自己の告白
・『エミール』→教育論

ディドロ(仏)・ダランベール(仏)
・『百科全書』の編集
    →合理主義、自由主義個人主義など啓蒙主義精神にのっとって科学技術や哲学、
       思想、宗教などを紹介

 

 

 

 

Ⅲ.経済思想

(1)重商主義:重金主義、貿易差額主義、産業保護主義

(2)重農主義

①概要:重商主義政策を批判し、政治権力の経済介入に反対(自由放任)
・自由放任主義:「レッセ=フェール(なすに任せよ)」
・「土地と農業生産」が富の源泉

②ケネー
・フランスの外科医、経済学者
ルイ15世やその愛妾ポンパドゥール夫人の侍医も務める
・『経済表』:農業を唯一の富の源泉とした

テュルゴー
ルイ16世の財政改革に財務総監として携わるも辞任される

 

(3)イギリス古典派経済学

①特色
重商主義批判→政治権力の経済への介入を批判
・富の源泉は土地・農業に限られるものではなく、工業を含む生産活動一般

②アダム=スミス
・イギリスの経済学者
・『諸国民の富(国富論)』
 →富の源泉を農工商の生産労働に置き、経済の自由放任を説く(「神の見えざる手」)

リカード
・『経済と課税の原理』→労働価値説を確立

マルサス
・『人口論

 

 

 

 

Ⅳ.美術(バロック様式ロココ様式)

(1)バロック様式
・17世紀から18世紀初めまで栄えた美術や建築様式
・「豪華」「重厚」「権威性」を特徴

①ベラスケス(スペイン)
・スペインの宮廷画家
・『王女マルガリータ
・『女官たち(ラス=メニーナス)』

②ムリリョ(スペイン)
・多くの宗教画を残した
・『キリスト生誕』

ルーベンス(蘭)
フランドル派の画家
・『十字架から降ろされるキリスト』
・『マリー=ド=メディシスの生涯』

レンブランド(蘭)
・「光と影の画家」
・『夜警』:アムステルダム火縄銃組合の注文で作成し、明暗画法を取り入れる

⑤ファン=ダイク(蘭)
フランドル派肖像画
ルーベンスの弟子
・イギリス王室に仕え、宮廷画家としてチャールズ1世などの肖像画を残した
・『狩猟服のチャールズ1世』

フェルメール(蘭)
・オランダ市民の日常生活を描く

⑦エル=グレコ
ギリシアクレタ島出身でスペインのトレドで活躍
・『オルガス伯の埋葬』

⑧リゴー(仏):『ルイ14世の肖像』

ヴェルサイユ宮殿
ルイ14世の命で建設されたバロック様式の代表的宮殿
・設計:マンサールやル=ブランが担当
・庭園設計:ル=ノートルが担当

シェーンブルン宮殿
・ウィーンのハプスブルク家の宮殿
・外観はバロック様式だが、内部はマリア=テレジア時代に改造され、ロココ様式の装飾となる

 

(2)ロココ美術
ルイ15世からフランス革命前にかけて18世紀フランスを中心に展開した絵画や建築様式の様式 
・「繊細」「華麗」「軽快」を特徴

①ワトー(仏)
・「雅宴画」のジャンルを確立
・『シテール島への巡礼』

フラゴナール(仏)
・『森の中の夜会』

ブーシェ(仏)
ルイ15世の愛妾(事実上の王妃)ポンパドゥールの庇護を受ける
・宮廷画家として活躍

④サンスーシ宮殿
・フリードリヒ2世時代にベルリン郊外のポツダムに建設

 

 

 

 

Ⅴ.文学

(1)古典主義の文学

①基調:古代ギリシア・ローマ時代が模範

コルネイユ(仏)
・フランス古典主義を代表する悲劇作家
・『ル=シッド』:名誉や義務と愛の間で揺れ動く心模様を描く

ラシーヌ(仏)
・フランス古典主義を完成させた悲劇作家
・一時ルイ14世に仕える
・『アンドロマック』『フェードル』

モリエール(仏)
・フランス古典主義の喜劇作家
ルイ14世の庇護を受ける
・『人間嫌い』『守銭奴

⑤レッシング(独)
・『賢者ナータン』

 

(2)ピューリタン文学

①ミルトン(英)
・イギリス革命やチャールズ1世処刑を支持する評論を書く
・『失楽園』という長編叙事詩を口述記録

バンヤン(英)
・イギリス革命では徴兵されて議会側で戦う
・『天路歴程』:ピューリタン信仰を表現した寓意物語

③デフォー(英)
名誉革命後、数多くの政治的著作を執筆
・『ロビンソン=クルーソー

④スウィフト(英)
アイルランド出身の小説家
・同時代の社会や政治、宗教を強く批判
・『ガリバー旅行記

 

(3)古典主義からロマン主義

①「疾風怒濤(シュトゥルム=ウント=ドランク)」
・1770年代のドイツで生まれた文学運動で、人間性の自由な発展や感情の解放を主張してロマン主義の先駆をなす

ゲーテ(独)
・疾風怒濤の旗手となる一方で、ヴァイマル公国の宰相としても活躍
・ドイツ古典文学を大成
・『若きウェルテルの悩み』
・『ファウスト

③シラー(独)
ゲーテとの交友を通じてドイツ古典主義文学を確立
・『オルレアンの少女』
・『群盗』

 

 

 

 

Ⅵ.音楽

(1)バロック音楽

①ヴィヴァルディ
・『四季』

②バッハ
・近大音楽の創始者
・『ブランデンブルク協奏曲

ヘンデル
・バッハとともにバロック音楽を大成
・のちイギリスに帰化し、宮廷音楽家として活躍
・『メサイア
・『水上の音楽』

 

(2)古典派

ハイドン(独)→交響曲

モーツァルト(独)
オーストリアザルツブルク出身
・『フィガロの結婚

ベートーヴェン(独)
古典派音楽を大成したドイツの作曲家
・「楽聖」と呼ばれる
・『運命』
・『英雄』:ナポレオンをたたえて書いた交響曲だが、皇帝即位を聞いて破り捨てた
      と言われる

 

 

 

 

Ⅶ.科学

(1)科学アカデミーの創設

①イギリス王立協会:イギリス最古の学術団体

②フランス科学アカデミー→コルベールが創設した準公的機関

③ベルリン科学アカデミー→プロイセンの学問研究機関

(2)科学者まとめ

ケプラー(独)
・惑星運行の法則
・『コペルニクス天文学概論』:地動説に基づいて著す

ガリレオ=ガリレイ(伊)
天文学・力学の研究

➂ボイル(英)
・「近代化学の父」
・ボイルの法則:気体の圧力と体積の関係を解明

ホイヘンス(蘭):光の波動説 土星の環を発見

ニュートン(英)
・『プリンキピア』万有引力の法則の発見
万有引力の法則:物体は常にお互いを引きあっているとする考え方

⑥ハーヴェイ(英)
・血液循環説を唱える
ジェームズ1世やチャールズ1世の侍医を務める

⑦ラヴォワジェ(仏)
・質量保存の法則
・フランスのジャコバン政権下で元徴税請負人であった責任を問われ逮捕、処刑される

⑧リンネ(スウェーデン)
・動植物の分類学

ラプラース(仏)
・フランスの天文学者・数学者
・宇宙進化論

⑩ジェンナー(英)
・イギリスの医者
・種痘法を発見
・種痘法:天然痘の予防接種

 

以上です。