「今年も1年経つの早かったな」となるのはなぜ?- ジャネーの法則

 

はい、どうもです。

 

12月に入りましたね。2024年も残すところあと1ヵ月となりました。

 

大学生、また社会人になってから思うのですが、毎年毎年「1年過ぎるのめちゃくちゃ早くね?」と言っているような気がします。

 

 

「年を取ったら1年が早く感じる」とよく言われているので、恐らく、来年も同じようなことを言っているのではと思います。

色々調べていたのですが、この「年を取ったら1年が早く過ぎる」理由がある程度法則として成立しているようです。

 

 

(1)時間が早く過ぎるのはなぜか?-ジャネーの法則

子どもの時の1年間はかなり長く感じたのに、大学生、また社会人となれば1年なんかすぐに過ぎ去ってしまいます。1年の長さも子どもの頃に比べれば短く感じ、あっという間に年を取ってしまうように感じます。

これは大人になると体感時間が早くなるということです。時間を感じるのが早くなる理由として有名なのが「ジャネーの法則」です。

ジャネーの法則というのは「人生のある時期における時間の心理的な長さは年齢の逆数に比例する」という法則です。イメージしやすいように説明しようと思います。

 

例えば5歳の子どもにとって1年の長さは5分の1に相当しますが、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1に相当する、という事です。

つまり

生きてきた年数によって1年の相対的な長さがどんどん小さくなることで、時間が過ぎるのが早く感じるということです。

もう一つ例を出すと、1年は365日なので1歳の1年を365日とすると、50歳の1年は体感的にはその1/50となります。1歳の365日の50分の1は約7日です。

つまり

50歳に感じる1年の長さが、1歳で感じる7日分しか相当しないということになります。


1歳の時に感じた1年が、わずか7日という時間の感覚で、50歳では1年が過ぎると感じてしまうのです。時間が経つのが早くなると感じるでしょう。

 

さらにジャネーの法則によると、体感的には20歳で人は人生の半分を終えているようです。

つまり

20歳から80歳くらいまでの長い年月は、0歳から20歳までの体感時間と同じということになります。

なので、「大学生・社会人になってからやたら時間が過ぎるのが早くなったな」と思うのも納得できると思います。

ある程度法則で成立しているようですが、「そりゃ、1年が過ぎるのは早いわな」と思う理由の根拠となりそうです。

 

 

(2)同じことを繰り返すことが多くなるから

大人になると同じことを繰り返す頻度も多くなります。仕事に行っては帰っての繰り返しが続きます。

毎日新しいものに触れることができる人は少ないと思います。

大人になると、同じことを繰り返す頻度も多くなり、それによってさらに時間の経過が早くなるのでしょう。いわゆるマンネリ化です・・。

 

(3)新鮮味がなくなるから

(2)の同じことを繰り返すことと似たような感じになりますが、生活に新鮮さが無くなってきていることも挙げられます。

子どもの頃はまだ知らないことが多く、毎日のように新しい経験や発見が有ります。

しかし、大人になってしまえば知り尽くしてしまうものが多く、そのような新しいものに出会えるチャンスは少なくなります。

人は未経験のものをやっているときは、それが強く意識に残り時間が長く感じるもので、慣れてしまえばそれによって時間の長さも気にならなくなり、早く感じるようになります。

結果的に、子どもの頃は新しいことが多いので時間が長く感じるようになり、
大人になれば新しいものに接する機会が少なくなり、時間があっという間に過ぎるということです。

 

 

(4)まとめ

時間はあっという間に過ぎますが、それに抗って生きていきましょう、
と締めておきます。残り1ヶ月、やり残したことを1つずつ潰していきましょう。

 

以上です。