大学受験や定期テストに出るかもしれない世界史-「19世紀ヨーロッパ文化」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「19世紀ヨーロッパ文化」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

 

Ⅰ.文学(ロマン主義)

(1)ロマン主義
・18世紀末から始まり、ウィーン体制時代に主流となった
啓蒙思想への反発、感情や個性を重視

(2)ドイツ

ノヴァーリス:『青い花

②グリム兄弟:『グリム童話

➂シュレーゲル兄弟

④ヘルダーソン:ドイツ最大の詩人と評される

⑤ハイネ
七月革命に共感してパリに移住
マルクスと親しく交わり、革命の詩人と呼ばれる
・『歌の本』で叙情詩人としての名声を確立

 

(3)フランス

シャトーブリアン
ルイ18世の外相
・『アタラ』『ルネ』

②スタール夫人:ネッケルの娘 

➂ヴィクトル=ユゴー
七月王政期に共和主義者となり、ルイ=ナポレオンのクーデタの反対して亡命後、
 第二帝政崩壊後に帰国
・『レ=ミゼラブル』
 →王政復古から七月革命の、ジャン=バルジャンの半生を描く大河小説

 

(4)イギリス

ワーズワース
スコットランド湖水地方に住む
・『叙情歌謡集』でイギリス=ロマン主義の口火を切る

バイロン
・『チャイルド=ハロルドの遍歴』
ギリシア独立戦争に参加するも現地で病死

➂ウォルター=スコット
・『アイヴァンホー』:ジョン王時代を背景
・『湖上の美人

 

(5)その他

プーシキン(露)
・デカブリストの思想に共鳴し、専制政治を批判
・「ロシア近代文学の父」
・『大尉の娘』:プガチョフの乱が背景
・『オネーギン』:自伝的物語詩

②レルモントフ(露)
・『現代の英雄』:デカブリストの乱挫折後の青年の心象を描く

アンデルセン(デンマーク)

④エマーソン(米):『自然論』

ホイットマン(米)
・自由な表現でアメリカらしさと民主主義を詩に著した
・『草の葉』:庶民の生活や感情を描く

⑥メルビル(米):『白鯨』

ホーソン(米)
・『緋文字』:アメリカのピューリタン文学

 

 

Ⅱ.文学(写実主義)

(1)写実主義(リアリズム)
・人間・社会を客観的にとらえることで、19世紀半ばのフランスで提唱され広まる

(2)フランス

スタンダール
・陸軍に勤務後、七月王政化では外交官としても活躍
・『赤と黒』:復古王政化の政治と社会を批判的に描く

フロベール
・言語表現の完璧さを求め、客観的な描写に努める
・『ボヴァリー夫人』:一女性の不倫と自殺を描く

バルザック
カトリック君主制の擁護者として、市民的近代社会を批判
・『人間喜劇』:約90編の小説の総称で、19世紀前半のフランス社会と人間を描く

 

(2)イギリス

ディケンズ
・庶民生活を描く一方で、社会悪を厳しく糾弾
・『二都物語』:フランス革命期を描く
・『オリヴァー=トゥイスト』

②オースティン
・『高慢と偏見

サッカレー
・当時の社会と人間を風刺的に描く
・『虚栄の市』

 

(3)その他

ゴーゴリ(露)
・『検察官』『死せる魂』『鼻』

②トゥルゲーネフ(露)
・農民の悲惨さを描いて農奴制廃止への世論を高める
・『猟人日記
・『父と子』:社会改革のためにインテリゲンツィアの力が必要と描く

ドストエフスキー(露)
・革命運動に加わった罪で死刑となるも減刑されてシベリアに流刑
・『罪と罰』:殺人を犯した青年の反省と苦悩を題材
・『白痴』
・『カラマーゾフの兄弟』:自身の最後の長編小説

トルストイ(露)
クリミア戦争に従軍
・『戦争と平和』:ナポレオン戦争ロシア遠征が時代背景
・『アンナ=カレーニナ』

チェーホフ(露):『桜の園

⑥マーク=トゥエイン(米):『トム=ソーヤの冒険』

 

 

Ⅲ.文学(自然主義)

(1)自然主義:19世紀後半にヨーロッパで起き、写実主義を継承するとともに、人間・社会の本質を探る

①ゾラ(仏)
・『居酒屋』:パリの下層労働者が酒で破滅してく様子を描く
・『実験小説論』
ドレフュス事件で軍部を批判

モーパッサン(仏)
・『女の一生

イプセン(ノルウェー)
・『人形の家』→女性解放運動に影響

ストリンドベリ(スウェーデン)
・『令嬢ジュリー』『父』

 

(2)耽美主義:「美」を最高の観念としてそれに浸る

ボードレール(仏)
・詩集『悪の華

②オスカー=ワイルド(英)
・『サロメ

ヴェルレーヌ(仏)
・『艶なる宴』

マラルメ(仏)

ランボー(仏)

 

 

 

 

Ⅳ.物理・化学

(1)電磁気学・熱力学
①ファラデー(英)
ベンゼンを発見
・電磁誘導の法則
電気分解に関するファラデーの法則を発見し、電磁気学の基礎を築く        
・電動機(モーター)の開発

②マイヤー・ヘルムホルツ(独)
エネルギー保存の法則
内燃機関の研究・開発を促進

 

(2)内燃機関

ディーゼル(独):軽油重油を使ったエンジンの発明

ダイムラー(独):ガソリンエンジンの発明

 

(3)放射線・化学など

①レントゲン(独)
・不透明体を通過する放射線(X線)を発見
・初のノーベル物理学賞受賞者(1901)

②キュリー夫妻(仏)
・妻マリはポーランド出身
ラジウム(Ra)の発見→医療、理科学研究、放射性物質研究の基礎を作る

➂ノーベル(スウェーデン)
・ダイナマイトの発明
・遺産を基金に1901年にノーベル賞が創設される

④リービヒ(独)
・炭素を含む化合物である有機化学を体系化
・化学肥料も作り、農芸化学にも貢献

 

 

Ⅴ.生物学・医学・交通・通信

(1)進化論・遺伝学

ダーウィン(英)
・ビーグル号に乗って南半球をめぐり、動植物の変異の観察を行う
・『種の起源』(1859)
・進化論:種は自然淘汰によって進化したとする学説

②ハーバード=スペンサー(英)
・人間の社会・文明も「野蛮から文明へ」と発展する
社会進化論:進化論を民族や国家の優越性の説明に利用され、排外主義(ショーヴィニズム)、人種差別主義(レイシズム)、自民族中心主義(エスノセントリズム)につながる

➂メンデル(墺)
・エンドウ豆の交配実験から遺伝の法則を発見し、のちに「メンデルの法則」として評価される

 

(2)医学

①パストゥール(仏)
・発酵や腐敗が微生物によっておこることを証明
狂犬病の予防接種

②コッホ(独)
・近代細胞学の祖
炭疽菌コレラ菌結核菌の発見
ツベルクリンの開発

北里柴三郎(日)
・ドイツに留学してコッホに師事
・ドイツに滞在中、破傷風菌の培養とその毒素の研究、ジフテリア破傷風の血清療法を創始

 

 

Ⅵ.交通革命・通信革命

(1)鉄道

トレヴィシック(英)
・最初の蒸気機関車を発明→性能が低く、実用化されず

②スティーブンソン(英)
・実用的な蒸気機関車の開発
・ロコモーション号で客・貨物の輸送成功 

 

(2)蒸気船

①フルトン(米)
・蒸気船(クラーモント号)を発明

サヴァンナ号が蒸気船として初の大西洋横断に成功

 

(3)電信
①モールス(モース)(米)
・電信機とモールス信号を発明
・1844年にワシントン~ボルティモア間に世界初の電信線敷設
 →1851年に最初の海底電信ケーブルがドーヴァー海峡(英仏間)に敷設される

②マルコーニ(伊)
・無線電信の発明
・大西洋横断無線電信に成功し、ノーベル物理学賞を受賞

➂ベル(米)
スコットランド出身
・磁石式電話機を発明(1876)

④エディソン(米)
・蓄音器、白熱電球などの発明
・「発明王」と呼ばれる

 

 

Ⅶ.美術

(1)古典主義絵画
・18世紀末~19世紀初めに起こり、古代ギリシアやローマを模範とし、格調の高い、均整のとれた画面構成

ダヴィド(仏)
フランス革命の初期にはジャコバン派として活躍
・ナポレオンの宮廷画家
・『ナポレオンの戴冠式

②アングル(仏)
・『グランド=オダリスク

ゴヤ(スペイン)
・宮廷画家として肖像画、風俗画、宗教画などを残す
・『1808年5月3日』:ナポレオン軍のスペイン侵入に対するマドリード市民の抵抗を描く

 

(2)ロマン主義絵画
・19世紀初めから始まった、情熱的、幻想的な表現

ジェリコーロマン主義の先駆者

ドラクロワ(仏)
・『キオス島の虐殺』:ギリシア独立戦争を描く
・『民衆を導く自由の女神』:フランス七月革命を描く

 

(3)自然主義絵画:ありのままの素朴な自然を描く

①ミレー(仏)
・『落ち穂拾い』『晩鐘』など農民の生活を題材にしたものが多い

 

(4)写実主義絵画:19世紀半ばのフランスで生まれ、人間・社会をありのままに描く

ドーミエ(仏)
・共和主義の立場から鋭い政治・社会風刺の版画を数多く残す

クールベ(仏)
・パリ=コミューンに参加した後、スイスに亡命
・『石割り』

 

(5)印象派:19世紀後半のフランスで生まれ、光と影の色彩によって対象を構成

①マネ(仏)
・「近代絵画の父」「印象派の父」と呼ばれる
印象派の画家たちを支援するも、自身は印象派に加わらず
・『草上の食事』:発表当時は酷評される

②モネ(仏)
・『印象・日の出』
・『睡蓮』

ドガ
・『踊り子』

ルノワール(仏)
・多くの裸婦を華麗に描く
・『ムーラン=ド=ラ=ギャレット』

 

(6)後期印象派(ポスト印象派)

セザンヌ(仏)
・『サント=ヴィクトワール山』

②ゴーガン(仏)
・南太平洋のタヒチに渡りそこで活動
・『タヒチの女たち』

ゴッホ(蘭)
印象派と日本の浮世絵技法に影響を受ける
・『ひまわり』『自画像』

ロダン(仏)
・『考える人』
・『カレーの市民』:百年戦争に苦しむ市民を劇的に描く

 

(7)アール=ヌーヴォー
・フランス語で「新しい芸術」を意味する
・19世紀末から20世紀初めに欧米で広まった装飾的な造形様式
・なめらかで非対称の曲線的模様を特徴とする

 

 

Ⅷ.音楽

(1)ロマン主義音楽:個性や感情を重視

シューベルト(墺)
歌曲の王と呼ばれる
・「野ばら」「冬の旅」
・「未完成交響曲」「美しき水車小屋の乙女」

ベルリオーズ(仏):「幻想交響曲

③リスト(ハンガリー):「超絶技巧練習曲」

ショパン(ポーランド):
1830年の民族蜂起直前にパリに移る
・ピアノの詩人と呼ばれる
・「革命」

シューマン(独):「流浪の民

ヴァーグナー(独)
・楽劇の創始者
・1848のドレスデン蜂起に参加し、バクーニンとともに亡命
・「ニーベルングの指環」:楽劇
・「タンホイザー」:オペラ

 

(2)国民主義の音楽:民族固有の伝統を重視

ムソルグスキー(露):「展覧会の絵

チャイコフスキー(露)
・「くるみ割り人形」「白鳥の湖

スメタナ(チェコ)
・1848年のプラハ蜂起に参加
チェコ国民楽派創始者
・「わが祖国」

ドヴォルザーク(チェコ)
・国民音楽の創造を目指す
・「新世界より」:渡米中に作曲

 

(3)印象派音楽:感覚的な音響の世界を表現し、現代音楽の出発

ドビュッシー(仏)
印象派音楽を創始、確立
・「牧神の午後への前奏曲
・「海」

②ラベル(仏):「ボレロ

 

 

以上です。