「滑り止め大学には行きたくないんだ!!」という気持ち

はい、どうもです。

 

 

さて、年も明けまして1月に入りました。

 

毎年この時期が来たかーと思うのですが、共通テストまで残り少なくなってきましたね。

 

仕事柄大学受験に携わる機会が多いのですが、この時期は志望校も確定して赤本(過去問)を徹底的に詰めている時だと思います。

 

今回の話は、この時期の受験に対するマインドやメンタルの話になります。なので少し抽象的な内容になる事をお許しください。

 

 

 

 

 

さて、この時期に受験生の皆さんはどのような考えを持って勉強しているでしょうか?

 

「第一志望校へ必ず合格するぞ!!」

 

「第一志望校受かるかな?」

あー入試に対してめちゃめちゃ不安やなー」

 

色々な感情を持っていると思います。

 

 

ここでもう一度考え直さなければいけない事は、

 

「私は第一志望校の大学へ合格する!!」

 

と強く思いながら勉強をすることです。もちろん思うだけではいけませんよ。勉強も同時進行で進めていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

(1)受験に対する心構えをもう一度思い出しておく

大学受験生が入試に対して熱くなれる動機は「第一志望校へ合格したい」という具体的な目標であるとか、その大学に対する憧れから来るものが多いと思います。

 


そしてこの時期に来るもう一つの動機である、

 

「滑り止め大学には行きたくない」

 

「本番の試験がうまくいかなかったらどうしよう」

 

「試験がうまくいかなく「滑り止め」の大学に行かざるを得なくなったらどうしようか」

 

という恐怖も試験直前の受験生には襲い掛かってくると思います。

 


残り1ヵ月しかない状態で勉強に対して気を抜いてしまったら志望校へは合格することが出来ない、滑り止めの大学へ行ってしまうかもしれない、そのような追い詰められた恐怖も受験生に対して勉強させる動機に繋がっていると思います。

 

 

 

 

 

 


(2)受験校に対して自分のプライドを持つことが大事

全国の大学受験生にとって、「許容できる大学」と「許容できない」大学があると思います。

 

私自身の大学受験を振り返ってみると、関関同立レベルの大学を志望していて、実際にそのレベルの大学に合格したので、これで十分だと考えていました。

 

私にとって大学受験は、浪人はしましたが、最終的にはとても良い結果になりました。

 

 

ですが、受験生の中には

 

東京大学以外は大学ではない」

 

と考えている人がいたり、

 

「早稲田慶應以外は大学じゃねぇ」

 

関関同立未満は大学じゃねぇ」

 

と考えている人もいる様です。

 

 

私自身はこのように考える受験生に対して、「傲慢だな」であるとか「時代遅れだな」などと言うつもりはありません。

 

受験生個人個人によって許容できる大学は違いますし、むしろそれだけ自分自身のプライドをかけて目の前の目標に対して努力をしているのだと解釈をします。

 

どの大学に対しても、自分が第一志望校と定めた大学に対しては、これくらいのある意味での傲慢さや自分自身のプライドは最低限持って欲しいと思いますし、第一志望校合格へ向けて、努力をするべきだと思います。

 

 

 

 

 

 

(3)一方で押し寄せてくる不安

どの受験生も今の時期は、漠然とした不安や、残り1ヵ月しかないという時間の無さや、模試での成績をもとにした高校での三者面談の結果などで追い詰めれらているのではないか?と思います。

 


その時に

 

「自分が第一志望校としていた大学に本当に合格することが出来るのか?」

 

といった不安がものすごく大きくなります。

 

 

 

そして、自信がどんどん無くなってきます。

 

 

この時に思い出して欲しいのが、

 

「第一志望校へ必ず合格する」

 

という気持ちももちろんそうですが、

 

「滑り止めの大学には絶対に行きたくない!」

 

という気持ちも持つことも大事だと思います。

 

 

 

「滑り止めの大学には行きたくない」という思いが強ければ強いほど、大学受験生は勉強に対して、正面から立ち向かうことが出来るのだと思います。

 

 

 

「自分が許容する大学以外は認めない」、

 

何なら

 

「どうせ行きたくもないから滑り止めの大学は受けない」

 

という姿勢、背水の陣の姿勢で大学受験へ臨む受験生の方が、良い結果が出る場合が多いです。

 

 

いちばんだめなのは、ここで

 

「第一志望校へ行けないか」

 

と諦めて、本来自分の滑り止めの大学であったはずの大学を第一志望校にすることです。

 


このような気持ちで逃げ道を作ってしまったら、本来は「滑り止め」のはずだった大学にも合格せず、さらに下の大学にも合格することが出来なかったという事にもつながります。

 

 

先ほども書いたように「滑り止め大学には行きたくない」という気持ちは傲慢ではありません。これは生徒個人の思いやプライドなどの大きさによって変わってくるところだからです。

 

 

 

 

 

(4)最後に

受験生の皆さんには、もう一度考えていただきたいと思います。

 

「第一志望校合格という目標から逃げていないか?」

 

「滑り止めの大学で良いかと妥協していないか?」

 

「合格しないからとハナから勉強を諦めていないか?」

 

 

 

このような考えを持っている受験生は今すぐに捨て去ってください。受験はもうすぐそこまで来ています。引き続き勉強を進めていきましょう。