大学受験や定期テストに出るかもしれない世界史-「イスラーム文化」編

はい、どうもです。

 

ここでは、定期テストや大学受験で出題されるであろう内容をまとめております。

 

今回は「イスラーム文化」編です。それでは見ていきましょう。

 

 

 

Ⅰ.イスラーム

①「預言者ムハンマド:最後の、かつ最高の預言者  
唯一神アッラーが啓示を与える

②特色
一神教偶像崇拝の禁止
 →具像芸術は禁止、幾何学文様のアラベスクが発達。
・神の前における平等
 →イスラーム教が民族宗教ではなく普遍宗教へと飛躍。

③経典:『コーラン

④礼拝施設(モスク):周囲に尖塔(ミナレット)が並立

 

 

 

 

Ⅱ.神学・哲学

スーフィズムイスラーム神秘主義
・概観:内面的な精神性や信仰を重視するイスラーム教の思想運動
・特定のスーフィー(イスラーム神秘主義者)をあがめるためにカーディリー教団や
メヴレヴィー教団が組織される

②イブン=ハズム:コルドバで活躍した神学者

ガザーリー
神秘主義(スーフィズム)をイスラーム神学に持ち込んだ学者。
・ニザーミーヤ学院の教授にもなる

イブン=ルシュド(ラテン名:アヴェロエス)
ムワッヒド朝支配下コルドバに生まれた哲学者、法学者、医学者
アリストテレスの著作の注釈を行う→中世ヨーロッパのスコラ学に影響
・『医学大全』

 

 

 

 

Ⅲ.法学

・『コーラン』や『伝承(ハディース)』などを基礎として、イスラーム法(シャリーア)が成立
・その解釈、運用ではイスラーム知識人(ウラマー)が活躍。

 

 

 

 

Ⅳ.建築物・学校

マドラサイスラームの法学者・知識人(ウラマー)を養成

アズハル学院ファーティマ朝にカイロに創設

③ニザーミーヤ学院:セルジューク朝の宰相ニザーム=アルムルクが各地に学院(マドラサ)を設立

アルハンブラ宮殿ナスル朝時代に首都のグラナダに建設された

⑤知恵の館(アラビア語:バイト=アルヒクマ)
アッバース朝第7代カリフのマームーンによってバグダードに創設された、翻訳・研究機関

 

 

 

 

Ⅴ.自然科学

(1)錬金術

①鉄・銅・鉛などを金や銀に変えようと試みた技術
 →イスラーム化学の基礎をつくる

 

(2)固有の学問:法学・神学・歴史学・文法学・詩学・韻律学などの諸学問

 

(3)外来の学問:哲学・医学・数学・天文学・地理・光学・化学(錬金術)など非アラブ地域に起源をもつ諸学問

 

(4)数学

①9世紀にインドから「ゼロの概念」が伝わる

フワーリズミー
アッバース朝時代の数学者、天文学者、地理学者
代数学を発展させる
・天文表や地理書を残す

③ファルガーニー
天文学 『天文学集成』

④イブン=シーナー(ラテン名:アヴィケンナ)
・サーマーン朝ブハラ近郊出身
・『医学典範』:医学者として著した

⑤ウマル=ハイヤー
セルジューク朝時代のイラン系科学者
・ジャラーリー暦(太陽暦)の制定に参加
・『四行詩集(ルバイヤート)』:四行詩を集めた詩集

イスラーム天文学・暦学
 →のち中国(元)の郭守敬の授時暦に影響

 

 

 

 

Ⅵ.地理・旅行記

(1)背景:ムスリム(イスラーム教徒)の五行の1つである巡礼のため地理学が必要

①イブン=バットゥータ(14C)
・モロッコ生まれの旅行家
・メッカ巡礼→西アジア中央アジア→インドに入り10年間デリーに滞在→海路で中国(元)に旅し、帰国後にイベリア半島やサハラ以南にも行った
・『旅行記(三大陸周遊記)』:旅行を口述筆記

②イブン=ファドラーン
・『ヴォルガ・ブルガール旅行記

➂イドリーシ
・『ルッジェーロの書』

 

(2)歴史学

①タバリー
アッバース朝時代にバグダードで活躍した知識人
・『預言者と諸王の歴史』:天地創造以来の人類史をまとめる

②ラシード=アッディーン
・イル=ハン国の政治家・歴史家
・ガザン=ハンの宰相として行財政改革を実施
・『集史』:ペルシア語で書かれたユーラシア全般の世界史

③イブン=ハルドゥーン
チュニス生まれの歴史家
・『世界史序説』

 

 

 

 

Ⅶ.文学・美術

①『千夜一夜物語(アラビアン=ナイト)』
アラビア語で書かれた説話集

②フィルドゥシー
・サーマーン朝やガズナ朝時代のイラン人詩人
・『シャー=ナメ(王の書)』:イラン建国からササン朝までの各王朝の歴代の王や英雄の生涯や戦いをつづった叙事詩

③ウマル=ハイヤー
セルジューク朝時代のイラン系科学者
・『四行詩集(ルバイヤート)』:四行詩を集めた詩集

④サーディ
・『薔薇園』『果樹園』

⑤細密画(ミニアチュール)
・精密な技法で描かれる金彩多色の写本挿絵や写本絵画
・イル=ハン国経由で入ってきた中国絵画の技法の影響を受けつつ、イラン・インド(ムガル帝国)で発達。

アラベスク:美術工芸品や建築などにみられる幾何学文様の総称

 


以上です。